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オーシャントッヘン画像1823年にオーシャントッヘン蒸留所は誕生するが、公式な創業は1825年。蒸留所はグラスゴーから北西に10Kmほどのオールド・キルパトリック丘陵の麓に位置している。

「オーシャントッヘン」とはゲール語で「オーシャドゥ・オッシン(野原の片隅)」が由来となっている。

ローランド伝統の初留、後留、再留という3回の蒸留でつくられるのが大きな特徴である。ピート香の軽い麦芽を厳選し、銅制の糖化槽で仕込み、発酵は木桶発酵槽で行う。

色は明るいゴールドで、麦芽や紅茶飴のような軽やかな香りと柔らかい味わい。さわやかな香りと軽やかなボディー。

スリーウッドはバーボン樽で熟成された後、オロロソやペドロ・ヒメネスのシェリー樽でさらに熟成されている。

所有者:モリソン・ボウモア社 ディスティラーズ社
創業年:1825年
蒸留器:ランタンヘッド型

ラインナップ
  • オーシャントッヘン スリーウッド
  • オーシャントッヘン21年

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オーバン画像創業年は1794年、蒸留所は西ハイランドの中心地にあり、1980年代に一度改修工事が行われただけで、創業当初の姿を残している。

創業者は地元の企業家であったスチーブンソン兄弟によって立ち上げられた。

「オーバン」とはゲール語で「小さな湾」という意味であり、天然の良港として古くから知られている。

蒸留所の規模は小さく、「スマ・スチル」と呼ばれるランタン型の小さな蒸留器は今も変わっていない。

オーバンは、穏やかなハイランドの風味とアイランズらしい特徴をもち合わせており落ち着いた味わいになっている。

色はゴールドで。アロマはメープルシロップや麦の香り。軽やかなフレーバーとともに甘さが続く。

所有者:ディアジオ社
創業年:1794年
蒸留器:ランタンヘッド型

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エドラダワー画像創業は1825年。創業時から製法を変えず、時代の面影を残している。

蒸留所はパース州のピトロッホリーというリゾート地の近くの小さな村の谷間に位置している。
生産量が一週間にわずか12樽というスコットランドでも一番小さい蒸留所である。

2002年にはペリノ・リカール社からボトラーズのシグナトリー社が買収。ペリノ・リカール社傘下時代には10年以外には手に入りにくかったが、シグナトリー社に移ってからは個性的な試みのボトラーズモルトがでている。

色は赤みが強い紅茶。アロマはバームクーヘンのような甘さ。薬品臭さ。濃厚な味わいの後に化粧品のような香りが残る。

所有者:シグナトリー社
創業年:1825年
蒸留器:ストレートヘッド型、ボール型

ラインナップ
  • エドラダワー10年
  • エドラダワー アンチルフィルタード1995
  • エドラダワー ストレート・フロム・ザ・カスク1994
  • エドラダワー カスクストレングス1991
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カティ・サーク画像1923年にベリー・ブロス&ラッド社によってつくられた。

「CUTTY SARK」という名前は20世紀初頭に中国から紅茶を運ぶために活躍した高速帆船から画家のジェームズ・マクベイが名づけた。ラベルの帆船のマークのモデルともなっている。
帆船の絵やCUTTY SARKという文字はジェームズ・マクベイによる手描きである。

アメリカ市場を意識して作られたため、軽くて飲みやすい味わいに調整されている。中心となるモルトもグレンロセス、ハイランド・パークなど穏やかなグレーンである。

色は熟成した白ワイン。当時はカラメル色に調整されることが一般的であったが、ナチュラルカラーのままである。
花や蜂蜜のようなすがすがしく良い香りと鼻を抜ける木の香りが印象的である。
飲み口はスムーズでまろやか。

ちなみに「12年」のボトルの形はは灯台がモチーフになっている。

ラインナップ
  • カティ・サーク12年
  • カティ・サーク18年
  • カティ・サーク25年

製造元:ベリー・ブロス&ラッド社
創業:1698年
主要モルト:グレンロセス、ブナハーブン、グレングラッサ、ハイランド・パーク、タムドゥー、グレンリベットなど。

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インチガワー画像1871年にアレクサンダー・ウィルソンによって創業。

インチガワーはゲール語で「川沿いの山羊の放牧地」という意味。
スペイサイド川の河口から東にあるバッキーという古い港町を見下ろす高台にある。スペイサイドでは唯一海辺に蒸留所がある。

その蒸留所の立地のため、スペイサイドとしては異色な個性的を持ち、麦芽の甘みやチョコレートのような香ばしさとともに塩辛さを併せ持つ通好みな味となっている。

色はゴールド。アロマはレモンスカッシュ、枯れ木、ピーナッツ、プラスティック。フレーバーは辛く、塩辛い。

1936年~1938年にバッキー町議会がオーナーとなっていた時期があるが、アーサーベル&サンズ社に売却され、ベルの主要モルト原酒となっている。

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cb2a4080.jpgカナディアン・ウイスキーは原料にライ麦を51%以上しようしたもののみ「カナディアン・ウイスキー」と表示することを許される。

アルバータのライ麦はロッキー山脈の麓のアルバータ州で収穫される世界最高峰と称されるほど上質なライ麦が使用されており、仕込み水もまたロッキー山脈の氷河から溶けだした美しい水を使用している。

5年間じっくりと醸成し、コクを抑えたソフトな口当たりに仕上がっている。

ラインナップの「アルバータ・スプリングス」は10年以上の長期熟成され、とてもマイルドな仕上がり。

色は紅茶色。アロマはすこし草のようで、埃っぽい。ライトな口上がりで、フィニッシュは短く消えていく感じ。

ラインナップ
  • アルバータ・プレミアム
  • アルバータ・スプリングス
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f1eaaf37.jpegフランスで人気が高いモルトでもあり、国際ワイン&スピリッツ大会で6回も金賞を受賞している。

「アベラワー」とはゲール語で、「せせらぐ小川の川口」を意味し、造られるアベラワー・グレンリベット蒸留所はスペサイドのラワー川沿いにあるヴィクトリア調の美しい蒸留所である。

密造所時代の1826年に操業を開始したが、公式には1826年の操業となっている。
現在の蒸留所は火災にあい、1898年に再建された。

原料はスコットランド産の大麦のみを使用、水はベンリネス山から湧き出す泉から引いた水で仕込まれている。

醸成にはシェリー樽とバーボン樽の両方が使われる。

色はダージリンティのよう。アロマはバニラ、レーズン。舌触りがよい。バニラエッセンスのような印象で飲みやすい。

ラインナップ
  • アベラワー10年
  • アベラワー15年
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b9cb8366.jpeg「I.W.ハーパー」という名前は生みの親であるアルザック・ウルフ・バーンハイムの「I.W.」と彼の親友の名前「ハーパー」から名付けられた。

1885年~1915年の間に世界中の博覧会で5つの金メダルを獲得するなど、高い評価を受けた。
1897年にはバーンハイム蒸留所を創設。

温度変化の少ないレンガ造りの倉庫で熟成されるのが特徴的である。

1961年に登場した「12年」はプレミアム・バーボンの先駆けである。

色は琥珀色。アロマはバニラ、蜂蜜、柑橘系。蜂蜜のような甘さ。
ロックや水割りにもよい。

ラインナップ
  • I.W.ハーパー12年
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エバモア画像年ごとに変化する原酒の個性を最大限に引き出すレシピでブレンドし、その年だけの香味を生み出す“イヤーズベストブレンド”。

エバモアは、その年に得られる21年以上の長期熟成原酒のみを贅沢に使うことで、私たちの理想を高いレベルで実現した“プレミアムブレンデッドウイスキー”である。
済んだ味わいと華やかな香りが贅沢。

1999年から発売されてきたが、2005年で販売は終了。

エバモア2005は、富士御殿場蒸留所の創設期に最初に仕込んだモルト原酒を使用している。

色はオレンジペコ。トップノートは豊かな果実香、バニラ香。甘く重厚で包み込むような口当たりで、干しプルーンや熟した洋梨を想わせる果実香に加え、甘く香ばしいほのかにバニラを想わせる香り。アフターテイストは複雑で豊かな果実香や、甘く香ばしいフレーバーの谷間に、穏やかなスモーキーさが現れながら長い余韻が続く。

ラインナップ
  • エバモア1999(完売)
  • エバモア2000(完売)
  • エバモア2001
  • エバモア2002
  • エバモア2003
  • エバモア2004
  • エバモア2005
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アイルオブジュラ画像ジュラとはヴァイキングの言葉で「鹿の島」という意味。ジュラ島はアイラ島の北東にある人口約200人ほどの小さな島である。名前の通り野生の鹿が多く生息している。

蒸留所はジュラ島の東側にあるクレイグハウス村にあり、中世から蒸留が行われていたが20世紀に入り閉鎖されてしまう。
現在の蒸留所は1950年代に島の債権など様々な思いを込めて再建され、1963年にオープンした。

アイラ島に近い蒸留所であるがウイスキーの風味はハイランドモルトに近く、穏やかで飲みやすい。

原料の麦芽にはピートをほとんど炊き込まないが、仕込み水はピートが色濃いためピーティな風味もある。

ノンピートとヘビーピートの2種類の麦芽を使用し、2タイプのシングルモルトをつくっている。

色はマホガニーで、アロマはクリーン。栗の渋皮、森林、風邪シロップ、リコリス。オイリーで松やに、栗、アップル、しょうゆ、タンニン、焦げた木のよう。

ラインナップ
  • アイル・オブ・ジュラ 10年
  • アイル・オブ・ジュラ 16年

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